記事の冒頭でこんなこと書くのもナンですが、実はこのカレー、失敗作でございます。
まあ食べたらおいしいんですが、カレーじゃないな、という出来でした。
ま、そういう失敗を後学のために書き留めておくのもよろしかろう、と思いここに公開いたします。
北海シマエビ(ボイル)を使ったカレーをどう作ろうかと考え、はじめの思い付きは「澄んだスープカレーにしたら面白いんじゃないかしら?」というもの。
一緒に入れる具材を考えていく内に「いっそ夏らしく冷製スープカレーにしてみたらどうかしら??」これぞ天啓!こんなこと思い付くなんて俺って天才?!と、興奮気味にどんどん膨らむ脳内カレービジョン。おチャクラ全開。
あれ?憶えがないけど俺って何かヤバいクスリやってたっけ??
アツアツのご飯を冷たいスープで食べる!というイメージで作り始めました。
まずは昆布と鰹節でダシをとって、白醤油と薄口醤油で味付け。湯剥きしたミニトマトも加えてスープを作ります。
茹でたアスパラに茹でた豚肉を巻きつけて、バットに並べて鍋から取り分けたスープに浸して味を含ませる。
鍋の方に直接入れないのは、冷たくして食べるので、豚の脂が固まらないようにするためです。
フライパンにオリーブオイルを引いてホールスパイスを熱して、香りをうつします。今回使ったのはクミンとカルダモン。
香りが立ったら漉してスパイスは取り覗き、その油でニンニクと鷹の爪、ホールのブラックペッパーを炒めます。
北海シマエビ。
頭は残して、食べやすいように殻を剥きます。
具材は北海シマエビとアスパラ豚肉巻き。ミニトマトにスライスしたキュウリ。大葉にライムに酢漬けの新生姜。
スープを注いで辛味と香りをうつしたオリーブオイルを上からかけて完成!さてこれはカレーになるか…。
食べてみると、全然カレーじゃありませんでした。スパイス感なし。
あとやはり油は、冷たくするよりか熱い方がおいしいだろうな、という感想。
少々、飛び過ぎたか。
しかしこの失敗を踏まえ、また別のやり方で冷たいスープカレーを作ってやろうと思いつくわたくし。馬鹿なので懲りないのは、わたくしの数ある美点の内のひとつでございます。美点か?それ。
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