2019年1月14日。
会社の新年会が終わり、みんな二次会どこに行こうなんてやいのやいのと算段しているのを抜け出してわたくしは一人、目星をつけておいたこちらのお店へ。
札幌のスープカレー店の中でも古くからやっているお店。一度閉店したのだけれど、昨年暮れに場所を移して復活したとのこと。
来たことがないけど名前だけは聞いたことがあった。
札幌のスープカレー文化の礎を作った有名店のひとつだよね。
席につきはじめてのお店なのでどのカレーにすべきかしばし悩んだ末、おススメの「キャベツのミルフィーユ ベーコン添えのカリー」を注文。
他にはどんなカレーがあるのかメニューを裏返したり何だり弄りながら待つこと数分。
やって来ました!
…そうそう。
スープカレーブームがはじまった頃ってこういう、飛び道具を使うことなくしっかりとった美味しいスープに、一体コレ何入ってんだ??というスパイスの得体の知れなさ(※褒めてます)を合わせたカレーが主流で、スープカレー食べるのって何度繰り返してもどこか特別な体験だった。
後々ブームが落ち着いてスープカレーが定着し、色々なお店が増えてきて裾野が広がるとその内に、かつ節やら魚粉やら牛脂やら何かしら使って旨味という分かりやすい部分で他店との差別化を図るお店が増えてきて、スープカレーの今の主流は旨味、旨味、旨味よォォ~~~ッッ!!ってラーメンの広がり方と同じ道を辿っているが、結果子供っぽい分かりやすい味のお店が爆発的に増えて、スープカレーは日常的な外食に落ち着いて、それは別に悪いことでもないんだけど、やっぱり、やっぱり、こういう老舗の特別なスープカレーって、別格。
ひと匙啜って思わず「…うめえ」としみじみ一言絞りだし、辛いけどスプーンが止まらぬ。あっという間にスープを飲み干し、汗ばむ身体も心地いい。
すっきりと酔いも醒める。飲んだ後の〆はやっぱりスープカレーだね。
お店を後にし寒空の下、しかし温む腹をさすりつつ「…札幌のスープカレーの老舗、まだ行ってないところは巡らにゃならん」と心を新たにする新年会の一人二次会。行くぜ!
今年も当ブログをよろしくお願いします!
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