2019年5月27日月曜日

【食べ歩き】札幌 桑園「GAGNON CAFE」メープルジンジャーカレー

 随分前になるけど、2019年3月16日。



 休日。
 子供たちをジジババが見てくれるということになり、久し振りに妻と二人きりでお出掛け。



 せっかくなんでお昼ご飯は、普段行けないような、子連れじゃちょっと行きづらい、雰囲気あるところがいいね、と相談の末、こちらへ。

 ここのお店はメープルシロップの専門店がやっているカフェで、前々から気になっていたのだ。





 入り口で看板犬のゴールデンレトリバーに迎えられ、一歩お店に足を踏み入れると、伝統的なメープル採取の道具などがディスプレイされ気分はカナダ、ケベックへ。

 只の日本の一地方都市に顕現されたカナダ、メープルの森!ここのお店を作った方は魔法使いに違いありません!我ながら何言ってんだ?



 メニューを眺むればメープルシロップ、チーズやベーコン、自家製のケチャップ、マスタード、グレイビーソースなどを使った料理がずらり。

 樹液を採り終えメープルの森から帰ってきた冷えた体を温めた、カナダ、ケベックの郷土料理ですな?と、訳知り顔でメニューを閲するこちらの身体も冷え切っていたので(訪問3月)とりあえずプリーズ温かい飲み物…と目に付いたのは、ホットメープル。

 メープルシロップを、お湯で割ったもの??マジで??そんな飲み方アリ??ぜひ飲まんければ!!

 &カレーを注文。



 ほどなくしてやってきたホットメープルは、スッキリあっさり優しい味ながらもしっかり甘い。
 わたくしはストレート。妻はジンジャー入り。
 シンプルにおいしい。メープル万能だな!!などと妻とやいのやいの言っているとやって来ました!!






 こちらのカレーは味付けにメープルを使っているとのこと。
 お好みで追いメープルも可。



 なるほど甘いカレーなのだけれど、柔らかく後からやってくる辛味。
 あらあらこれはメープル、調味料として常備してもいいかも?

 追いメープルでカレーの味が変化するのも楽しい。
 よく考えられてるなー。
 甘じょっぱいのが好物な妻はガンガン追いメープルしておりました。





 食事を終え、メープルを一瓶買って帰ろうかしら?と陳列された棚を眺めてたらば店員さんがレクチャーして下さる。

 メープルは採取時期が若いのから順に段々と、ゴールデン、アンバー、ダークと色が濃くなり、色が薄いのはスッキリとした味。濃いのはコクのある味になるとのこと。
 試食もさせて頂いて、一番色の濃いダークが好みだったので購入。

 ふふふ。これでお家でも追いメープルが出来るぞ!





 ※その後、お家でメープル大活躍中。

  カレーに掛けるのは勿論、ピサなんかにかけてもおいしい。子供大喜びです!

2019年5月25日土曜日

【食べ歩き】札幌 山の手「gopのアナグラ」チキンと野菜のスープカレー(トッピング 原始肉)

 2019年5月11日。



 どこかスープカレーを食べに行きたい。とにかく行ったことのないどこかへ!

 というマグマのようにふつふつたぎる、爆発寸前の欲望に突き動かされ、前々からツイッターで気になっていたこちらのお店へ。



 夕食にはちょっと早い時間で客はわたくし一人。おそらくディナータイム一番乗り!

 落ち着きながらもどこかアヤシイ雰囲気(※褒め言葉)の店内に足を踏み入れ席についてメニューを閲し、やはりはじめての店なのでここはひとつ定番のチキンと野菜のスープカレー、辛さは中辛ぐらい、15番くらいの辛さがよろしかろう、と考え注文すると厨房からご店主が現れ「お客さん、辛いの得意?」と訊ねられる。



 「得意な方だとは思いますけど…」と、少々尻込みしつつ答えると「それなら辛さ30番にしてみない??」とご提案。

 「ウチのカレーは辛いほど旨くなる。辛いの好きな人が、辛いから旨い!って言うのじゃなく、物理的に旨くなるんだ」というご説明に、心が揺れる。



 「最初15番で作ってまだ辛いの行けそうならすぐに辛さ30番に作り直してあげるけど、どう?」とまで言ってくださり、メロメロ。
 「是非お願いします!」



 そうしてやってきたまずは辛さ15番のカレー。ひと匙啜るとスッキリ旨い。充分おいしい。辛さ的にはもうちょい行けるけど…。



 「どう?30番にしてみる?」「お願いします」



 一旦、厨房にカレーが下げられ、ほんの1~2分で再来した今度は辛さ30番のカレー。





 しかし、そんなに変わるモンかしら?
 失礼ながら半信半疑でひと匙啜ると…



 ウメーッッ!!!



 華やかに広がるスパイスの香り!!
 何コレ?!全く別モン!!
 おいし過ぎる!!何かヤバいもの入ってない?!(※褒め言葉)



 素材の味とスパイスだけってくらいスッキリしたTHEスープカレー。身体に沁みる。心に沁みる。
 どうしたらこんなにおいしく作れるんだ?!分からん!!分からんがどうでもいい!!余計なことは考えるな!!匙が止まらん!!ウメーッッ!!



 汗みずくになりながらカレーを平らげた後にご店主がまた現れ「どうだった?」と訊ねられたので「おいしかったです!とにかくおいしかったです!何ていうかマジおいしかったです!」と語彙力消失したわたくし。



 その後はじまったご店主のカレー語り。


 「旨味が勝つとスパイスが沈む…」


 「日本ではほとんど知られていないスパイスがインドにはまだまだ…」


 「スープではなく水から作ったスープカレーが…」


 色々とカレーに関してレクチャーしてくださり(これが一番びっくりした!たまたま他のお客さんがいなかったからやってくれたんでしょう)「今度来たら50番にしてごらん」と言われたので近い内に50番を食べに行かねばならん!!



 ご店主の溢れるカレー愛にすっかり当てられ、カレーエナジーみなぎったカレー素人たるわたくし。



 あんなにおいしいカレーを作る人が札幌にいる。あんなにおいしいカレーを食べられるお店が札幌にある。改めてすごいことだ!
 わたくしもまだまだ食べに行かねば!カレーを作らねば!と心を新たにしました!



 これからも「hokkaido カレー基地」をよろしくお願いします!!