2020年11月15日日曜日

北海道 札幌 JR桑園駅「カリー&カフェ ペンギンズ」チキン野菜カレ―(辛さ4番)&ランチコーヒーセット(中煎り)

  今秋、札幌の同人イベントで頒布した拙作「漫画hokkaidoカレー基地 スープカレー源流探訪編」(買ってね☆)が、思ったより色々な方に手に取ってもらえ、また同時にその色々な方々とカレー談議をすることが出来て、改めてカレーという食べ物が如何に色々な方に愛されているか、ということを思い知って、さて、それでは次の巻も気合を入れて作らねばなるまい、どういった切り口でいったもんか、ということを考えた末、わたくし川村マユ見が辿り着いたテーマが「カレーとコーヒー」という食べ合わせについて。

 よく言われる、カレーを食べた後にはコーヒーが飲みたくなる、というのは果たしてどうしてなのか、ということを探るべくしばらく食べ歩きをしてく所存でございます!



 という訳で今回行ってきたお店はこちら、以前もうかがって記事を書いたことのある「カリー&カフェ ペンギンズ」さん。



 注文したカレーは「チキン野菜カレー」&コーヒーセット

 
 何も考えずとにかく自分が食べたい辛さを~、と思い辛さ4番にしたのですが、そういや食後にコーヒー飲むんだった!あんまり辛過ぎたらコーヒーを味わうどころじゃなくなるんじゃない?!メニュー表にもおススメの辛さは1番って書いてあるじゃん!などと気付いても後の祭り。

 カレーがやってくる前から厨房からはトウガラシを炒める香ばしい、いい匂いが漂ってきて…た、たまらん!何と食欲が刺激される香りか!などとテンションが針を振り切る頃、やってきたカレー!


 ホロホロに煮崩れた鶏肉に素揚げされた野菜たち。スープカレーという訳ではないがルーカレーというにはちょっと弛めのサラサラしたソースはトマトが効いてて旨味が強い。ライスにぶっかけて秒で平らげたい欲望を抑えつつひと匙ひと匙じっくり味わう…。

 素揚げした野菜、おいしい。焦げたブロッコリ最強。
 焙煎したトウガラシの香ばしさが強く感じられ、かなり辛いがおいしくてスプーンが止まらない…。

 涙を浮かべつつ、鼻もズビズビいわせつつ、汗みずくになりながらカレー完食。



 さて果たしてこの状況で俺はちゃんとコーヒーを迎えることが出来るのか?自慢じゃないが口の中は今かなりトウガラシだ。やはり辛さ1番にしておくべきだったのか?などと懊悩している内にやってきたコーヒー。


 甘い香りのするコーヒーをスッと一口啜ると…「あれ?すごくおいしい…」

 口に残る焙煎されたトウガラシの香ばしさとコーヒーが不思議に調和する。コーヒー自体はスッキリクリアに淹れられた、シルキーな口当たりのおいしいコーヒーなのだが、何だろう、カレーの後味と相まって、ナッティかつクリーミーに感じる。香ばしさがより立つように感じる…。

 何だろうこの現象??…もしやカレーとコーヒーって、合うのか??(合うって万人が言っておろう…しかしわたくし実はこの食べ合わせに懐疑的なのです)





 兎に角、とってもおいしかったのですが、カレーとコーヒー、もしやわたくしとんでもない深い沼に足を踏み入れてしまったんじゃないかしら?大丈夫?ちゃんと本に出来る?と不安になりつつ、しかしおいしいものを食べて幸福感に包まれて身体は正直…。アンビバレンツ。



 …さあ、楽しくなってまいりました!