2019年2月28日。
人から勧められていつか行かねばとチェックしていた。札幌で随分と古くからやっているインドカレーのお店。
外観も雰囲気あり。店の外まで香るスパイス。
カレー店はこうでなくっちゃ!とテンション上がりつつ扉を開ける。
インドカレーのお店なのでやはりナンで食べるカレーがいいのだろうか、などと何となく思いつつメニューを眺むれば、何とも豊富なレパートリー。
ああこの中から、一体何を食べたらいいの?とても選べないわ!と、迷って小パニックを起こしつつも目が惹かれたのは南インド風のマドラスカレー。
メニューによればスープ状のカレーらしいが、いわゆる札幌のスープカレーとはどう違うのか、ここは確かめねばなるまい。
あとトッピングをどうしましょう。えーと、ピアザ?って何かしら?どうやら素揚げした玉ネギのことらしいわね。こちらにいたしまショ、とオーダー。落ち着きなく店内をキョロキョロしたり、メニューを裏返したり、妄想してほくそ笑んだりして待っていると、やって来ました!
ひと匙啜ると強いトマト感。
トマトと玉ネギの旨味に爽やかな赤唐辛子の辛味。何てシンプルなカレーだ!おいしい!
食べ進めていく内に立ち上ってくる様々なスパイス感。シナモン、クローブ、カルダモン、などなど。さらっと自然にパクチー。嫌味がないからスルーしそうだった。そっか、パクチーはこうやって使えばいいのね!
ゴロっと入ったマトンもホロホロで旨い。しかし肉の旨味が強く前面にスープに出ている訳ではない。スープはあくまで野菜の旨味という印象。やはりスープカレーとは一線を画した南インド風。思わずマドラスの風を感じたぜ…。ところでマドラスって何?地名?
しかしカレーという食べ物のバリエーションの深さよ。
家庭のカレーも、欧風カレーも、ナンで食べるようなカレーも、タイ風カレーも、スープカレーも、スパイスカレーも、こういう南インド風のカレーも、その他様々なカレーも、全てカレー。
それってちょいと暴論じゃございません?ってちょっと言いたくなっちゃいそうなところもあるけれど、その懐の深さにこそカレーの魂、カレーの神髄が宿っているのかも。スパイス使えば取り敢えずカレーよ!(←これぞ暴論)
食べ歩くたびに深くなるように思えるカレーの底の知れなさ。まだまだ知らないカレーが山程ある。今度はどこに行こうかしら?
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